「秋声の道」改修工事
「秋声の道」は、浅野川の「梅の橋」詰右岸にある「徳田秋声記念館」から「大橋」を跨いで、桑名湯さん→「中の橋」詰へ至る道です。対岸の「鏡花の道」、犀川右岸の「犀星の道」などと並んで、金沢が生んだ三文豪に因んだ市民に広く知られた道です。近年は、大勢の観光客による、主計町→中の橋→秋声の道→観音町通り→ひがし茶屋街へと至るコースのお定まりの回遊路の一端を担っています。
ところが、「秋声の道」ができてからの長年の経過と、道路表面の仕上げ材質の関係で損傷劣化が激しく、大勢の観光客が往来する「秋声の道」の名に相応しくない状態になっていました。更に、地元住民にとっても、桑名湯さんに通うお年寄りなどには手押し車を引きながらの歩行にも支障がある状態になっていました。
町連は今年5月中旬、金沢市道路管理課に対し「秋声の道」に係る東馬場上丁町会(福島泰佑 会長)、東馬場町川岸会(米澤 武 会長)と共に上記状況を説明し、護岸壁(護岸パラペット)の改修も含めて改善の要望を行いました。
市は交通量調査等を行った後、10月末から工事に掛り、約一カ月後の11月30日に工事を終了しました。今回の工事では、仕上げのアスファルト舗装は摩耗損傷の少ない材料が使われている、との説明を受けています。また、新たに三本の桜の木が植えられました。既設の3本のガス灯と並び、将来的には周辺の景観形成のアイテムとしての役割が期待されます。住民からは、「車の通行に支障が生ずる」との懸念の声もありましたが、対岸からや川沿いの景観の関係で納得して頂いたようです。
今回の工事は5月中旬に予防してから半年余りで完了したことは、異例の速さであったと思われます。
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馬場校下町民広場